予防歯科

世界基準の予防歯科

歯科検診の受診率

国別のメンテナンス受診率

日本では、定期的に歯科検診やメンテナンスを受けている人は、全体の約40~50%とされています。 一方、欧米では約80%以上の人が定期的に歯科検診を受けており、スウェーデンでは、さらに多くの人が予防やメンテナンスを目的に歯科医院へ通っているといわれています。 このように、日本でも予防歯科への意識は高まりつつありますが、欧米と比べると、定期的に歯科医院を受診する習慣はまだ十分に定着しているとはいえません。 大切な歯を長く健康に保つためには、痛みや違和感が出てから受診するのではなく、症状がないうちから定期的に検診やメンテナンスを受けることが大切です。

80歳まで20本の歯を残す「8020運動」

日本では、「80歳になっても20本以上の自分の歯を保つ」ことを目標とした8020(ハチマルニイマル)運動が推進されています。

運動が始まった当初、8020の達成率は1割に満たない状況でしたが、厚生労働省が実施した令和6年歯科疾患実態調査では、達成率は61.5%となりました。現在では、80歳のおよそ6割が20本以上の歯を保っていると推計されています。

一方、予防歯科が広く浸透しているスウェーデンでは、子どもの頃から定期的に歯科検診やメンテナンスを受ける習慣が根付いています。国の制度による支援もあり、治療だけでなく、むし歯や歯周病を未然に防ぐために歯科医院へ通う意識が定着しています。

8020運動の達成率は年々向上していますが、そのためには毎日の丁寧な歯磨きだけでなく、歯科医院での定期検診やメンテナンスが欠かせません。

むし歯や歯周病は、症状が現れる前に発見・予防することが大切です。いつまでもご自身の歯でおいしく食事を楽しむためにも、定期的な検診とメンテナンスを受け、健康な歯を守りましょう。

治療ではなく予防のために通うのが世界のスタンダード

日本と欧米では、歯科医院へ通う目的に大きな違いがあります

日本では、むし歯や歯周病になってから治療のために歯科医院を受診する方が少なくありません。一方、アメリカやスウェーデンでは、むし歯や歯周病を未然に防ぐため、定期検診やメンテナンスを目的に通院する習慣が広く定着しています。 つまり、日本では「歯が痛くなってから歯科医院へ行く」という考え方が多いのに対し、欧米では「歯の病気を防ぐために歯科医院へ通う」という考え方が一般的です。 大切な歯を長く健康に保つためには、症状が出てから治療するのではなく、定期的な検診とメンテナンスによって、むし歯や歯周病を予防することが大切です。

保険制度の違い

日本と欧米では、医療保険制度にも大きな違いがあります。

日本では国民皆保険制度が整っており、歯科治療にも健康保険が適用されるため、比較的少ない自己負担で治療を受けることができます。そのため、「痛くなったら歯医者へ行けば大丈夫」と考える方も少なくありません。

一方、アメリカでは日本のような国民皆保険制度がなく、歯科治療には高額な費用がかかる場合があります。そのため、「治療が必要になる前に予防する」という考え方が広く浸透し、定期検診やメンテナンスを受ける習慣が根付いています。

また、スウェーデンでは子どもの頃から予防歯科を重視する制度が整っており、定期的に歯科医院へ通うことが生活習慣の一つとなっています。

このように、保険制度や医療制度の違いも、予防歯科への意識や受診習慣に大きく影響しています。大切な歯を長く健康に保つためには、痛みが出てから治療するのではなく、定期的な検診とメンテナンスで予防することが大切です。

「治す」から「守る」時代へ

これまでの歯科医療は、むし歯や歯周病になってから治療を行う「治療中心」の考え方が主流でした。しかし、一度削った歯や失った歯は、どれほど優れた治療や材料を用いても、天然歯本来の強さや機能を完全に取り戻すことはできません。

そこで今、世界の歯科医療は「治療」から「予防」へと大きく変化しています。病気になってから治すのではなく、病気になる前に防ぎ、大切な歯を守り続けるという考え方です。

毎日のセルフケアに加え、定期的な歯科検診やプロフェッショナルケアを受けることで、お口の健康を維持し、生涯にわたって自分の歯で食事を楽しめる可能性が高まります。それは、健康寿命の延伸や全身の健康維持にもつながる大切な取り組みです。

予防歯科には、2つの大切な柱があります

1つ目は、ご自宅で毎日行う歯磨きやデンタルフロスなどの「セルフケア」。2つ目は、歯科医院で定期的に受けるクリーニングやお口のチェックなどの「プロフェッショナルケア(メンテナンス)」です。 毎日のセルフケアだけでは落としきれない汚れや、お口の変化を早期に発見するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。セルフケアとプロフェッショナルケアの両方を継続することで、はじめて効果的な予防につながります。 また、歯ブラシだけでは歯の汚れの約60%しか取り除けないといわれています。残りの汚れは歯と歯の間(隣接面)などに残り、むし歯や歯周病の原因となります。デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、清掃効果は約90~95%まで高めることができます。歯並びや歯ぐきの状態に合った清掃用具を選び、正しく使用することが、お口の健康を守るために大切です。

セルフケア

正しいブラッシング(歯磨き)

歯ブラシで一本一本丁寧に磨いていきます。

その時に注意するのは、歯ブラシに強い力をかけすぎないように、小刻みに動かすようにブラッシングしていくことです。

歯科衛生士のブラッシング指導で正しいブラッシングを覚えましょう。

デンタルフロス

デンタルフロスは歯と歯の間を掃除するための細い糸のようなものです。

歯と歯の間は歯垢(プラーク)がたまりやすい場所で、ブラッシングだけで汚れを落とすのは困難です。

そのため、デンタルフロスを使用し、歯と歯の間の歯垢を取り除くことが重要です。

フロスの使い方も歯科衛生士の指導を受けて正しいフロスの使い方をマスターしましょう。

マウスウォッシュ

唾液の分泌量が減る就寝中は、お口の中で細菌が増殖しやすくなります。
寝る前にはマウスウォッシュやリンスでお口を洗い流すことで、口腔疾患のリスクを軽減しましょう。

プロフェッショナルケア

口腔検査

お一人おひとりで異なるお口の環境に合わせ、最適な予防ケアをご提案します。レントゲンやお口の中の写真撮影を行い、現在の状態を詳しく把握します。

スケーリング(歯石取り)

歯に付いた汚れに細菌が溜まると、ご自身では落とせない「歯垢」や「歯石」になります。歯科医院にて「スケーラー」という専用器具を使い、きれいに除去していきます。

歯みがき指導

患者様の歯並びやお口の状態に応じた、正しい歯みがき方法をご指導いたします。磨き残しやすい場所を知ることで、毎日のセルフケアの効果がぐっと高まります。

PMTC(プロによるお口のクリーニング)

歯科衛生士が専用の器具を用いて行う、お口の本格的なクリーニングです。

ご自身では落とせない頑固な歯石やバイオフィルム(細菌の膜)を隅々まで取り除きます。軽い着色汚れも落とせるほか、歯の表面がツルツルになり汚れの再付着も防止。さらにフッ化物を使用するため、歯そのものを強くする効果もあります。

痛みはほとんどなく、施術中に眠ってしまう方もいらっしゃるほど心地よいケアです。美容院やエステに通うような感覚で、ぜひお気軽にお受けください。

診療時間 月 火 水 木 金 土 日 祝
8:30-13:00 〇 〇 〇 / 〇 ▲ / /
14:00-18:00 〇 〇 〇 / 〇 / / /

▲:土曜日 8:30- 14:30

休診日:木曜・日曜・祝日
(祝日のある週は木曜日診察)

〒259-0304 神奈川県足柄下郡湯河原町宮下533

JR湯河原駅から徒歩7分駐車場有り

湯河原駅下車、県道75号線を南西(東海道線に平行に熱海方向)に向かいます。
湯河原交番前の信号を右折、変形四差路の坂を登る方向へ向かうと看板あり。
看板を左折し坂を30mm程登ると左側。

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